【第3回】突然始まった介護と、私の在宅ワーク~働くことをあきらめない~

こんにちは。認知症の父を施設に預け、子育てをしながら在宅ワーカーを目指すイチです。第3回となる今回は、在宅ワークを選択した経緯とその働き方についてご紹介します。
施設入居はゴールではない
外で働いていたときは、職場まで約1時間かけて通勤し、仕事と子育てに追われる毎日。さらにそこへ父の介護まで加わったことで、あっという間に限界を感じるようになってしまいました。
最終的に父を施設に入れる選択をしたときには、正直、申し訳なさ半分、安堵の気持ち半分でした。しかし入居後も施設に全てをお願いできるわけではありません。サービス担当者会議や病院の付き添い、日用品の買い出し、金銭管理など、実は細々とした家族の役割があります。
通勤途中で施設に立ち寄らなければならず、我が子を朝早くから夕方遅く、保育園の最後の一人になるまで預ける日が続きました。そんな中、ストレスからか心身に不調をきたしてしまい、長年の勤め先を退職する決断をしたのです。

なかなか踏み出せなかった在宅ワーク
退職を決めたものの、働くことはあきらめたくない。今の自分でもできる働き方を探していたときに、知人から在宅ワークという働き方を教えてもらいました。最初は、特別なスキルや資格を持っていなければ難しいのではないかと躊躇していましたが、偶然にもそんなタイミングで、実際にキャリア・マムで働く在宅ワーカーさんの話を聞くことができたのです。身近な経験者の存在が何より大きな転機となり、思い切って挑戦してみることにしました。
在宅ワーカーを目指す私の働き方
退職を経てスタートした在宅ワーク。現在は介護と子育てを優先しているので、平均すると週に3日、1日5時間ほどを目安に働いています。父の施設に行く日や子どもの用事がある日は休めるよう、就業時間に自由が利き、納期に余裕がありそうな仕事に絞って応募しています。現在はライティング業が中心ですが、おかげでゆとりを持って仕事ができ、家族と過ごせる時間が増えました。といってもまだまだ初心者ワーカーなので、受注中の業務がない日は新しい仕事の情報をチェックしたり、オンラインセミナーを受けたりしています。
まとめ
新しい世界に飛び込むのには勇気が要りましたが、介護と子育てとの両立が可能になり、働き方の多様化や在宅ワークの充実ぶりに感謝しています。これからもっと多くの仕事にチャレンジするのが楽しみです。
最終回では、在宅ワークならではの介護の息抜きについてお伝えします。
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