介護と働くリアル座談会を開催してみました!

こんにちは。40代の夫を介護しながら、仕事との両立にチャレンジしているゆみこです!
私は、キャリア・マムで行われるオンラインの「介護と働くおしゃべり会」に何度か参加していました。
そこで参加者同士が交わす実体験に基づくリアルな声に助けられることが多く、「これを対面でやったら、もっと深い交流が生まれるのではないか」と感じました。そこで先日、思い切って北海道札幌市にて「介護と働く座談会」を初開催しました。
当日は私を含め3名が参加し、介護の状況や働き方、家族との関係、気持ちのバランスの取り方など、共感できるテーマが次々と飛び出しました。人数は決して多くありませんでしたが、少人数だからこそ一人ひとりの言葉をじっくり受け止められ、有意義で深い時間になりました。
安心して「介護の悩み」を話せる場はまだまだ少ない
今回主催してみて、強く感じたことがあります。
それは、「介護について安心して話せる場はまだまだ少ない」という現実です。自治体や民間、あるいは個人開催の会が存在していても、場所や時間、雰囲気の問題で誰もが気軽に足を運べるわけではありません。
介護は家の内側で静かに起こることが多く、外からは見えにくいため、悩みを抱え込んでしまう人もいます。
また、私は「働きながら介護する世代」の悩みが集まることを想定していました。しかし参加者のお話を聞く中で、専業主婦のまま介護を担うケースが多いことにも改めて気づきました。家族の介護を引き受けたことで仕事から遠ざかる方もいて、社会参加が縮小し孤独感が増してしまうリスクは想像以上です。
「少しでも働くこと」が自分を保つ支えになる

もちろん、介護は大変です。しかし私は「できる範囲で働くこと」は気持ちの切り替えになり、自分らしさを保つうえでも大切だと感じています。
たとえ短時間でも仕事に関わることで、人とつながり、役割を実感できます。それが精神的な支えになることを、身をもって体験しています。
今回の座談会を通して、同じ悩みを持つ人同士が話せる場所には大きな価値があると実感しました。今後も気軽に参加できる機会を継続し、介護当事者が少しでも孤立せず、前向きに過ごせるような場づくりに挑戦していきたいと思います。
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