病室からお届け!母と子の奮闘記〜3.入院生活のはじまり〜

こんにちは。前回は、息子の病気が分かり、入院までの経緯と家族の動揺についてお話ししました。
今回は、いよいよ長期入院が始まった日々のことを書いていきます。病室という限られた空間で、親子でどう過ごしているのか、少しでも伝わればと思います。

息子が楽しく過ごせるように

長い入院生活でまず考えたのは、息子が夢中になれることをどう作るかです。
幸い、息子はアウトドア派ではなく、黙々と作業するのが大好き。そこでまず準備したのが、息子専用のタブレット。少しお値段はしましたが、長期入院を考えると大正解でした。
これに加えて、病院Wi-Fiは不安定なことも多いのでポケットWi-Fiも導入。動画やゲームで遊ぶ環境はバッチリ整いました。

でも、タブレットだけではずっと夢中になれません。パズルやお絵かきセット、粘土セットも試しましたが、意外と長続きせず…。
そんな中、息子の心をつかんだのは100円ショップのロボット作成シリーズ!建設車両などを作れ、全部そろえると大きなロボットになる仕様。息子は説明書とにらめっこしながら夢中になり、時間を忘れて作っていました。

病院での生活リズムについて

入院生活は決まった時間の繰り返しも多いです。9時からのお風呂や三回の病院食など、リズムはしっかり決まっています。その合間にタブレットや工作、ロボット作成を組み合わせ、少しずつ遊びや学びの時間を作っています。15時からはおやつタイム。息子が好きなおやつを1~2個選び、親子で一緒に楽しく食べる時間も作っています。

曜日感覚を保つために、毎日の終わりに薬や歯磨きなどをこなせたら、カレンダーにポケモンシールを1枚貼る制度も導入。「今日も治療頑張ったね!」という達成感も味わえるので、息子も喜んで参加しています。

私自身のための時間を意識

そして、母である私自身の環境も大切です。長期入院の付き添いは、母の心と体が整っていないと続きません。私の場合は、
● コーヒーをゆっくり楽しむ時間を作る(牛乳に溶かして飲めるものを常備)
● 自分用タブレットでテレビやイラストなど好きなことを楽しむ
● 今後の働き方や在宅ワークについて、少しずつ計画を立てる
● 病院や治療について不安や疑問があれば、看護師さんや医師に確認(わからない用語はChatGPTも活用)
● 家族や友達とはビデオ通話でつながり、人との交流を維持
● 腰痛対策として付き添い用ベッドマットを用意して快適に過ごす

といった「小さな安心時間」を意識しています。
こうした時間が、毎日の付き添いを支える大きな力になっているのです。

次回は、病室で考えた“働くこと”についてお話しします。
長期入院の中で、私がどのように在宅ワークを再開しようと思ったのか。色んな葛藤がありましたので、また読んでいただけると有難いです!

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