100%を目指す武士マインドから、70%で続けるキャンパーマインドへ

皆さんは仕事と介護を両立するとき、どんな「マインド(心構え)」で臨んでいますか?
これは、介護生活3年目を迎えた私のマインドが、実体験の中でどのように変化していったのかというお話です。
大谷選手のように、三刀流で頑張ろうと思っていた
2024年元旦、友人に送った年賀状に川柳を書きました。
『趣味、仕事、介護はじまり 三刀流』
大谷選手が二刀流で活躍しているように、私も三刀流で頑張ろう!趣味も仕事も介護も、あきらめないぞ!と、意気込んでおりました。
腰に3本の刀を差し、ばっさばっさと全てを切り開いていくような「武士マインド」でした。
絶対できる!100%マインド
私は数年前から介護講座を受け、介護士の友人の話も聞いていたため、ある程度の知識は持っていました。
「私ならできる」「絶対にやりきれる」という100%マインドでした。
2023年9月、父が原因不明の激しい痛みに襲われ、通院がはじまりました。
介護認定や各種申請にもすべて私が付き添い、ばっさばっさと進めていきました。手間も時間もかかりましたが、趣味や仕事で培ったスキルを活かし、確かに「できた」のです。
できないことは、できない
しかし、どれだけ受診を重ね、薬を変えても、父の痛みを取ることは「できません」でした。
「家に帰りたい」と癇癪をおこして訴える父。
転院か自宅介護か、「決断」をせまる病院。
要介護認定も決まらず、父の経済状態もわからない状況では、介護リフォームに踏み切れず。ましてや認知症が始まった母や離れて暮らす私に、自宅介護を担うことは「できません」でした。
泣いている父に「できないことは、できない」と伝えるのは辛かった…。
父と母の感情に振り回され、私は自分を削り、判断の重圧に押しつぶされていきました。そして体調を崩したとき、私は思いついたのです。
「武士マインド」から「キャンパーマインド」へ

「そうだ、武士は卒業しよう。これからはキャンパーになろう」と。
三本の重い刀を手放し、マルチツールをひとつ持つ。
100%を目指すのではなく、置かれた環境と手持ちの道具で、趣味も仕事も介護も続けていく。
「非日常を70%で楽しむキャンパーマインド」を持とう。
そんな思考の転換でした。
まとめ
通院から看取りまで、4か月間の出来事でした。
父は難病と診断され、8か所もの病院を転々としましたが、怒涛の日々の中で役立ったのは、趣味や仕事で培ったスキルでした。
両立のコツは、『100%武士マインドではなく、70%キャンパーマインドでいること』。
自分のスキルを詰め込んだ「マルチツール」を上手に使って、非日常をいかに生き抜くか、いかに「楽しむか」です。
キャンパーでも無理をすれば遭難します。ご自愛ください。
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