「楽がいちばん」で続ける在宅介護。私を救った小さな工夫たち

在宅介護を続けるうえで、私が一番大切にしているのは“がんばりすぎないこと”です。
「こうしなければ」「特攻隊のように突っ走る」という考え方を手放し、短距離ではなく長距離ランナーの気持ちで、無理なく続けることを心がけています。

介護は、状況によって必要なサービスも変わります。
他人の介入や接触に気疲れすることもあるので、“今の自分と家にとって、何が無理なく続けられるか”を軸にサービスを選んでいくようにしています。

日々をラクにするために、身の回りの工夫もいくつか取り入れています。

● 寝起きでも近所へ出られるリラックスウェア
● 被るだけでOKのワンピ、ママエプロン、洋風割烹着
● 大きめヘアクリップ、ヘアファンデ、カラーシャンプー
● お試しサイズのスキンケア
● 必需品はひとまとめにして持ち歩く
● 着替えを数着ストック
● 宅配弁当を活用
● 栄養ドリンク・ゼリー飲料
● リラックスグッズ
● ダウンハーフケット、温かケープ、ストール

どれも小さなことですが、「楽になる仕組み」を増やすことで、介護の日々は驚くほど軽くなります。
がんばりすぎず、疲れすぎず、続けられる形を見つけていくことが、私の中での介護のコツです。(アキ)