【第3回】夫の介護と子育ての合間に、私が選んだ働き方～仕事と介護を両立するには～

2025年6月3日 2025年6月3日

キャリア・マム

こんにちは。ゆみこです。
私は40代の夫の介護をしながら色々な仕事をしてきました。
今回は、介護をしながら働くことの「大変だったこと」の実体験をお伝えします。

介護と仕事の両立は「予定通りにいかない」の連続

夫を一人で家に残して1～2時間であれば仕事に行くこと自体は可能ですが、通勤時間も含めたり、介護だけではなく子供たちの帰宅時間なども考慮するとあまり上手くはいきません。

あらかじめ、仕事の日には母やヘルパーさんに来てもらうようにお願いしていますが、都合がつくとは限りません。また、ヘルパー不足でお願いしても来てもらえないこともあり、母もこの先いつまでお願いできるかわからない状況です。また、お願いしていても当日急に来られなくなってしまった場合は私が仕事を休まなくてはいけません。単発の仕事が中心なので、当日の欠勤は極力避けるよう調整していました。

自宅で働ける「在宅ワーク」が救いに

そのような中で、自宅にいても働ける仕事として在宅ワークにも取り組んでいます。今まで様々なサイトに登録していましたが、お仕事を受注することができずにいました。2025年になって、自分や家族のこれからのことを考えたときに、在宅での仕事を中心にしていきたいと強く思い、本格的に勉強や準備を開始。その結果、数社から継続したお仕事をいただけるようになりました。

また、現在読んでいただいている介護と働くのコラムの記事を執筆するという、自分の介護経験を仕事にできるということに、大変喜びを感じています。介護の経験を発信したいと思い続けていたものの、後回しになっていましたが、コラムを執筆することになり、まずは第一歩を踏み出せたのではないかなと思っています。

夫が在宅ワークをしている部屋の隣で、私も在宅ワークをしています。トイレ介助や夫の姿勢を直すときには、一旦作業の手をとめて介助をします。仕事が忙しくないときには、合間に家事もしています。

昼休みは夫の会社に合わせて1時間。簡単な昼食を用意して、一緒に食べながら（食事介助しながら）過去のドラマなどをみて楽しんでいます。

日中に用事があり作業ができない日には、夜や早朝に作業することもあります。早朝の作業ははかどるのでおすすめです。これも時間に縛られない在宅ワークだからできることだと思います。