病室からお届け!母と子の奮闘記〜9.在宅ワークが広げる可能性

こんにちは!
前回までは、病室での働き方や、介護に近い感覚での在宅スタイルについてお話ししてきました。

今回は少し視点を広げて、「在宅ワークが私にどんな可能性を見せてくれたのか」について書いてみたいと思います。

「働く」は、ひとつの形じゃなかった

息子の入院をきっかけに、これまで当たり前だと思っていた「働き方」は、一度すべて崩れました。
決まった時間に出勤し、決まった業務をこなす。そんな日常が突然なくなり、「もう働くことはできないのかもしれない」と感じたこともあります。
でも、以前から在宅ワークを経験していたおかげで、私の中にはいくつかの選択肢が残っていました。
働くことを諦めるのではなく、「形を変えて続けることもできる」という安心感です。

体調や治療のスケジュールに合わせて、できる時間に、できる分だけ。完璧ではないけれど、今の生活にはちょうどいい塩梅で、休職中の今も在宅ワークを続けることができています。

小さな仕事が、心を支えてくれた

仕事の内容自体は、決して大きなものではありません。
それでも「今日はこれができた」「自分にもまだ役割がある」と感じられることは、長い入院生活の中で、思っていた以上に大きな支えになりました。

母として、付き添いとして過ごす毎日の中で、ほんの少し“自分に戻れる時間”がある。
その時間があるからこそ、また息子と向き合える。
そんな循環が、少しずつ生まれていったように思います。

これから先にも、つながっていく働き方

今は病室という限られた場所での在宅ワークですが、この経験は、これから先の人生にもきっとつながっていくと感じています。

子育てや介護、家族の事情など、暮らしの中には自分ではコントロールできない出来事がたくさんあります。そんなとき、「一度すべて止まるしかない」のではなく、「形を変えて続ける」という選択肢がある。それを身をもって知れたことは、私にとって大きな財産です。

息子の病気が分かり、気持ちがどん底に落ちたとき。ほんの少しでも前に進めるきっかけを感じられたことは、精神的にも本当に救いになりました。在宅ワークは、特別な人のための働き方ではありません。今の暮らしに合わせて、少しずつ調整しながら続けていける、とても現実的な選択肢のひとつだと感じています。

今の私が思うこと

病室で過ごす時間が長くなる中で、「働くこと」の意味も少しずつ変わってきました。
収入のためだけではなく、自分の気持ちを保つため、社会とつながり続けるための手段でもある。そう思えるようになったのは、今の状況の中でも自分らしくいられる居場所があり、在宅ワークという選択肢があったからだと思います。

次回は、ここまで書いてきた体験を通して「母と子の物語を通して伝えたいこと」についてお話しします。
次回が最終回です!
今回もお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
ではまた次回。

合わせて読みたい

病室からお届け!母と子の奮闘記〜8.介護と仕事の両立に近い、在宅スタイルについて
https://ryouritsu.c-mam.co.jp/archives/person/1064

周囲に早めに相談し、使える制度や手段を活用する
https://ryouritsu.c-mam.co.jp/archives/goods/1044

在宅ワークで無理なく安定収入!介護と両立する働き方のコツ
https://ryouritsu.c-mam.co.jp/archives/column/646