食事の介助で、私が意識していること

介護をしている中で、食事は毎日のことだからこそ、少しの工夫が大切だと感じています。
食器に特にこだわりがない場合は、小さくて軽く持ちやすいものを使っています。
落としても割れにくい食器や、入っているものが見やすい透明のプラスチックカップなどは、洗った後すぐに乾きやすく、汚れが気になったら交換しやすいので便利です。箸も持ちやすいものを選び、先が小さめで細いスプーンや先割れスプーンも使いやすいと感じています。
食事介助をする際は、まず目の前にあるメニューを簡単に説明するようにしています。何を食べるのかが分かるだけでも、安心して食事に向かえるように思うからです。
また、嚥下機能の状態に合わせた食事を用意しながらも、できるだけおいしそうに見える盛り付けを意識しています。食べることを楽しめるような工夫は大切だと感じています。
介助では、スプーンに少量を薄くすくい、顔の正面からまっすぐに、口中の舌の真ん中へスプーンの底を置くように運びます。
ゆっくり噛んで飲み込んだことを確認してから次の一口を運び、時々休みながら進めるようにしています。
また、飲み込んでいる最中はむせやすいため、なるべく話しかけないように気を付けています。
そして、小さな一品だけでも家族と同じものを食べられるよう、調理方法を工夫することもあります。一緒にお茶やデザートを楽しむ時間を作り、できるだけ家族も同じ時間を過ごすことで、疎外感や孤独感を感じにくくなるのではないかと思っています。(アキ)

